メンタルコーチ・インタビュー

MCS-JAPAN認定メンタルコーチ・トレーニング(以下MCT)を受講しプロとして活動するメンタルコーチに受講のきっかけや今後のビジョンをインタビューしました。メンタルコーチになりたい方やMCT受講を考えている方はぜひ活躍中のメンタルコーチの実体験を参考にされてください。


メンタルコーチ 小河一湖さま

MCS-JAPAN認定メンタルコーチ
【サポート実績】Bリーガー/Bリーガー練習生/学生バスケット選手/高校野球選手/バスケットチーム(高校・中学)/ジュニア選手の親御さん

MCTを学ぶきっかけを教えてください。

こどもが小学生でバスケットをしているのと発達障害だったこともありこどものメンタルに興味を持ったのがきっかけです。こどものこともあり家でできるフリーの仕事を探していところになぜか「メンタルコーチ」という言葉が浮かんだんです。それで子育てにもスポーツにどっちもメンタルコーチングが必要だと直感で感じたのがスタートですね。息子のバスケを見ていたらBリーグの大ファンになって、それでメンタルコーチをするならいつかBリーガーのメンタルコーチになりたいと思いました。また、子供にも学生にもメンタルが大事だと思いましたね。旦那さんには最初反対されましたが(笑)

 

MCT実際に学んでみて

ティーチングとコーチングの使い分けから、コーチングの質問や承認、コーチングの流れなど、あとはメンタルトレーニングの考え方など今までに全く触れてきていない学びばかりで単純に楽しく学べました。ミニバスのママ友のお子さんの小学生や中学生にメンタルコーチさせてもらって選手たちがキラキラ楽しそうにビジョンを語ってくれたり、前向きにチャレンジしていく姿をみて、自分も本当に元気をもらっりと楽しく学び実践できました。また、知り合いの中学生のバスケット部の顧問の先生にお願いしてチームのメンタルコーチとしてチャレンジするのも最初は緊張しましたが選手たちに関われて本当に嬉しく思っています。

 

メンタルコーチを学ぶ中でどんな壁がありましたか?

ゼロからスタートしたので私が本当にこどもやアスリートに何か価値を提供できるのか?と自信をもてずに悩むことがありました。だけど本当にBリーガーや学生バスケット選手をプロとしてサポートしたいと思い、それができる自分になりたいという希望が支えになりました。あとはメンタルコーチ・コミュニティのメンバーの頑張られている姿や声が刺激になりました。特に毎月のメンタルコーチ勉強会でモチベーションアップとスキルアップになることもMCTの良さだと思います。また、池さんに個別にコーチングスキルや活動するためのノウハウを直接聞きたいタイミングで聴けることも大きかったです。

Bリーガーのメンタルコーチに!を実現していかがですか?

正直、本当に夢みたいです。オファーがきたときは家中を歩き回りました(笑)。学ぶ前に描いていたことが1年もたたずに実現してしまって。人生をかけてバスケットをしているプロアスリートに関わらせてもらって本当に感謝しかないです。自分が相手を成功してやろうじゃなくて、少しでも成長に貢献したいという想いでメンタルコーチをしています。今もたまにBリーガーのメンタルコーチということが信じられないときもあります。なんか人生変わりましたね。早く選手の試合を観戦に行きたいです!

 

学びたいなと思うママさんにメッセージをお願いします

メンタルコーチを学びたいと思うなら、自分の声や感覚を大事にするといいと思います。他の方から反対されることもあると思いますが最終的には自分がやりたいと思った直感を大事にしてほしいです。人生は一度きりですしね。学ぶことでたくさんの出会いがあります。こどもや指導者さん、アスリート、メンタルコーチの皆さんなど直感にしたがって踏み出せば本当に可能性が広がると思います。


今後はどんなビジョン描いていますか

日本のバスケ会にメンタルコーチを広げていく。当たり前にしていきたい。

メンタルコーチをつけることで自分の価値に気づいてほしい。「このぐらいかない自分は」という思い込みをはずして本当の自分の可能性に気づいてほしいと思っています。Bリーグや高校のトップチームなど注目度があるアスリートたちにメンタルコーチを提供していけば、もっとたくさんの学生も受けやすくなると思いますので私も成長してひとりでも多くのアスリートや親御さんにメンタルコーチを届けていきたいと思います。

※小河さんインタビューにお答えいただきありがとうございました。


メンタルコーチ 小林 洸陽さま
MCS-JAPAN認定メンタルコーチ

【サポート実績】Jリーガー、JFL選手、大学生サッカー選手、高校生サッカー選手、スポーツ指導者、格闘技選手など

メンタルコーチのきっかけを教えてください。

自分自身がサッカー選手として味わった経験がきっかけになっています。私自身、中学生時代から「全国大会に出場したい!」という思いでサッカーを続けてきました。中学生、高校生はチームでレギュラーをつかめずに全国のピッチに立つことができませんでした。いつでも「全国」の夢をあきらめられる状況にはいたと思います。しかし、あきらめきれずに大学でもサッカーを続け、最後の4回生時に初めて全日本大学選手権、天皇杯と全国のピッチに立つことができました。そこで「あきらめないメンタリティ」の大切さを知ります。しかし、全国のピッチに立った試合で大事な本番でパフォーマンスを発揮できていない自分を感じたのです。引退後に「なぜパフォーマンスが発揮できなかったのか?」を考察した末に「メンタリティ」という結論に至りました。 その後、大学卒業後に新卒で営業職に就き、売上を求めていく中でもサッカーと同じ「メンタリティ」が行動量や成果にも影響することを実感。これらの経験から「スポーツ」「ビジネス」でもメンタル面がその人のパフォーマンスアップ、目標達成につながると感じ、「メンタルコーチ」を学び、それを仕事にしたいと強く想いました。また、サッカーをはじめスポーツに携わる仕事をしたかったということも大きかったですね。

 

メンタルコーチングをMCS-JAPANで学んでみていかがでしたか?

大事だと感じたことは「自分のことを知る」ということです。自分がなぜネガティブになっているのか?そこには理由がありますし、ポジティブになっているときにもそこに理由があります。自分のタイプや価値観、マインドセットを理解することで自分をセルフコントロールすることができるようになります。はじめはMCTを人の貢献のために学んだのですがまずは自分自身をコントロールできるようになることがスタートでその先に習得したメンタルコーチスキルを誰かのために使うことが大事だと学びました。またスキル的には「セルフトークのマネジメント」、「成長マインドセット」が特に大切だと思っています。また、MCS-JAPANのプログラムは本当に実践的でテキストも充実していてコーチングマニュアルもあるし、クライアントへのコーチングがスムーズにできました。「学び」→「アウトプット(コーチング実践)」→フィードバックのサイクルがあり、学んで終わらないところが本当に良かったです。実践を継続することで、プロコーチとして活動する自信が手に入りましたね。

 

メンタルコーチングでクライアントはどんな変化をしますか?

結論から言うと、クライアント自身が驚くような成長や結果につながります。なぜなら今まで自分のメンタリティをコントロールできずにパフォーマンスを出し切れていなかった自分が「自分をコントロールできる」ようになりパフォーマンスを発揮できるようになるからです。サポートしているJFLのサッカー選手はかつては試合に出れないとモチベーションが下がっていました。しかし、メンタルコーチングを通じて、試合に絡めていないときも「今自分がコントロールできること」に集中できるようになり、モチベーションをマネジメントできるようになりました。そして、コツコツとできる行動を積み上げることで成長し、その後はスタメンをとり、公式戦に継続的に出場ができるようになりました。また、ある学生格闘技選手はいつも自分に否定語ばかりをかけていましたが、セルフトークのスキルの大切さを実感し、ポジティブなメンタルを自分で継続できるようにり、指導者からも「変わったな!」とほめられるようになり、かつては試合が怖かったけど「今は試合がしたい」というマインドに変わっています。

プロメンタルコーチとして大事にしていることは何ですか?

プロメンタルコーチとして自分も成長し続けることを本当に大切にしています。知識もそうですし、実践力もそうです。あとはクライアントと同じ熱量を持ち、メンタルコーチングすることですね。 

 

小林コーチの今後のビジョンを教えてください。

今は関東から地元の北海道に移住したので地元のアスリートにもひとりでも多くの人に伝えていき、可能性を広げる関りをしていきます。また親御さんや指導者、教員など大人がメンタルコーチングを学べる環境も広げていく計画をしています。また、さらに多くのJリーガーやサッカー日本代表選手のメンタルコーチもやっていくビジョンを持っています。

 

※小林さんインタビューにお答え頂きありがとうございました。


メンタルコーチ 箱﨑 亘亮さま
MCS-JAPAN認定メンタルコーチ

【サポート実績】Xリーグ選手(日本アメフトトップリーグ)、某競技日本代表選手、WEリーガー(女子サッカープロリーグ)、大学生サッカー選手、高校ラグビー部その他多数

メンタルコーチのきっかけを教えてください。

大学時代に関東でアメフトをプレーしていて、頑張って日本代表候補まで行ったんですね。もちろん、本気で頑張ってはいた中でトップを本気で目指していたのにトップになれなかったんですね。それが本当に悔しくて…。その原因を自問自答した末に当時の自分のメンタリティの問題だったと気づいたんですね。その悔しさをしっている自分だからこそ、未来ある本気のアスリートをメンタル面でサポートできる存在になろうと考えました。また、自身も社会人になって営業職を中心に頑張り、それなりに成果を出してはいたんですが自分に納得いっていなかったこともあり、もっと「自分に誇れる自分になりたい。自分もより可能性を広げて成長したい」と思ったことがメンタルコーチスキルを学ぶきっかけですね。

 

メンタルコーチングを学んでみて自分の変化

大きかったことは自分に矢印を向けられるようになったことですね。他者評価を過剰に気にしたり、うまくいかない事も他者責任をしなくなり、自分に矢印を向け、自分自身が成長するために思考、行動をとれるようになりました。そして、自分を成長させ、他者にメンタルコーチングで価値を与えられる人になれる感覚が持てたことが凄い変化です。また、身近な家族とのコミュニケーションも円滑になり、奥さんからへも自分はこうしたいと言うし、傾聴できるようになりましたね。また、以前は「結果が出るかどうか」ばかりにフォーカスして行動の質量が減るときがありましたが、今はとにかく行動することで「成長」によりフォーカスできるようになり、自分に自信が持てるようになりましたね。今は、本当に「おれはできる」と思えています。
 

メンタルコーチングでクライアントはどんな変化をしますか?

コーチングを通じて、クライアントは「自分を知る」ことが具体的になってきます。本当に成し得たいビジョンを描き、明確な目標を持てるようになり、そのゴールへ到達するために毎日が楽しくなり、モチベーションがあがります。日本人のほとんどは自分の目標やそこへのギャップを人に話さず、自分でどうにかしようとしていますが、自分の想いをコーチに話し、自分の耳で聞くことでモチベーションも行動量も本当に変わってきますね。そして、行動して小さな成長に気づく、また行動したくなる。そのサイクルができることで結果もついてきます。サポートしている大学生サッカー選手のひとりは「Jリーガーになる」という未来に向けて最高の自信のもとプレーすることで全国から注目される選手になっています。

 

MCTのプログラム(コンテンツ)を学んでみてどうでしたか?

そうですね、講師の池さんの存在が大きかったですね。池さん自身もかつて本気で上を目指した人で挫折を味わったからこそ、アスリート目線でアスリートに必要な本質的なメンタルコーチスキルを体系化されていて、説得力がありましたね。だからMCTのテキストは本当に質が高く、自分が求めていたメンタリティが言語化されていました。認知行動療法などマニュアル。また、全国のメンタルコーチとつながり高め合える「メンタルコーチコミュニティ」での毎月の勉強会で出会う仲間の存在も大きかったです。

 

プロとして大事にしていること

私は本当にシンプルでクライアントがのぞむ結果を出してあげることですね。いい人ではなく信頼できるコーチだと言われることが大事。そのためにはメンタルコーチとしてクライアントを結果へ導く出すことがプロだと認識しています。そのためには自分をどんどんアップデートさせ、成長することを大事にしています。クライアントにとって自分が手本であり、メンター的な存在になるというマインドで自分を高めています。

 

箱﨑コーチの今後のビジョンを教えてください。

世界で活躍するアスリートを輩出していきます。イメージとしては大谷選手を越えるメジャーリーガーを輩出するメンタルコーチになります。そして、情熱大陸に出演します!

 

※箱﨑さんインタビューにお答え頂きありがとうございました。


メンタルコーチ 有賀 暢さま

【サポート実績】プロゴルファー/プロボクサー/ピストル日本トップ選手/陸上選手/テニス選手/空手選手/高校ソフトボール部(高校・中学)/ジュニア選手の親御さん
【著書】子供のモチベーションを引き出し、最高のパフォーマンスを発揮させる奇跡のスポーツメンタル術(ブックトリップ)

メンタルコーチのきっかけを教えてください。

強豪高校の陸上部で走っていた娘がメンタルを崩したことがきっかけですね。そのときに青山学院大学にメンタルコーチがいるという情報を知り、その取り組みがそれがすごくインパクトがありました。その取り組みが「選手が目標に向け自分で考えやる気をだし主体的に競技に向かうセルフマネジメント力を育成する」指導でした。私が元々陸上選手だったときも指導者からの強制で厳しく練習させられることが指導だと思っていたのですが、高校の先生や私の厳しい指導が娘のメンタルを崩すきっかけになったのかもしれないと気づいたのがスタートです。

 

メンタルコーチングを学んでみて

気合と根性がメンタルだと思っていたので例えば「自己肯定感」をあげるために自分を認める、褒めることが重要だと知り今まで理論からすると真逆のことをやっていたことにビックしましたね。厳しく指導すればメンタルも強くなる、それが間違いだったと知りました。実際に私自身も「今日できたことを書く日記」をつけることでだんだんと自信につながることを感じ、これをもっと日本中のスポーツ選手に広げたいという思いました。さらにいうと大人や教員・指導者に正しいメンタル指導を伝えたいとも思いも湧いてきましたね。

 

メンタルコーチングでクライアントはどんな変化をしますか?

はじめて本格的にサポートしたのが高校生2年生のスキー選手でした。その彼は自分に自信がなく本番でも緊張して力が発揮できていないタイプでした。しかし、メンタルコーチをしたことで「やれそうな気がする」という自己効力感が高まり出し、練習や試合への主体性が出てきました。そうすると大きな壁であったインターハイの県予選を勝ち抜き、インターハイ本選や国体に出場することができ、さらに3年時にはキャプテンになるほど成長をとげ、本人もびっくりするほどの成長につながりました。私自身もこのサポート経験によるよりメンタルトレーニングの可能性を感じることになりましたね。その後にサポートした大学生陸上選手2名もキャリアハイの九州インカレ制覇や、インカレ上位進出など「ここまで変化するのか」と私も驚くすごい成長につながっています。

 

MCTで学んでみてどうでしたか

私は他のスクールでメントレを学んでからこちらのメンタルコーチ・トレーニングを受講しました。受講した理由は「実践的なスキル」や「実践の現場」を学ぶことでプロとして活動したかったからです。MCTでは希望すると実際にアマチュアスポーツ選手を紹介してもらえ、現場でチャレンジしているアスリートをサポートするチャレンジの場ももらえますし、その際に具体的にどのような流れでどんなツールを使いメンタルコーチをしていけばいいのか?リアルタイムでサポートしてもらえることが本当に価値がありましたね。それが今のプロとして活動することにつながりましたね。あとはメンタルコーチコミュニティに入ることができ、毎月メンタルコーチングを学び続けられること、他のコーチとの情報交換による刺激もすばらしい部分だと感じていますね。おそらく、ここから沢山の有能なメンタルコーチが輩出されるのでないかと思います。また、MCS-JAPANでの学びが夢であった書籍の出版にもつながり、本当に嬉しく思っています。

 

有賀コーチの今後のビジョンを教えてください。

大人もこどもも健全なメンタルでいられる社会にしたいと思っています。そのためには大人である特に親や教員がメンタルコーチングを学べるように動いていきたいですし、学校の授業にメントレを組み込むこともひとつの目標です。あとは、自分自身が陸上選手としてオリンピックを目指していたので私がサポートする選手がオリンピックで金メダリストになることも夢のひとつです。

 

※有賀さんインタビューにお答え頂きありがとうございました。