セルフイメージ、これはなかなか聞きなれない言葉だと思いますが、実はこのセルフイメージはあなたの思考・感情・行動・そして結果にかなりの影響を与えています。それも無意識にです。
「優勝争いにからむけど、優勝できない」「レギュラーになれそうでなれない」「今のステージの壁を越えれそうで越えられない」など、もし、あなたが現状で頭打ちになっている場合はセルフイメージを高めることができれば現状をクリアすることが可能になります。
また、あなたがこれまでのメンタルトレーニングで設定したコアビジョン、そして目標を実現してくためにも極めて重要になってくるのがこの「セルフイメージ」です。まずは今回のトレーニングで「セルフイメージへの理解」をしていってくださいね。
|セルフイメージとは
セルフイメージとは自己認識のことで、「私はどんなレベルのアスリートなの?」に対する答えです。
「私は県ベスト4レベルのアスリートだ」「私は全国ベスト8レベルのアスリートだ」「私は全国トップレベルのアスリートだ」「私か金メダリストレベルのアスリートだ」「私はプロの中でもトップレベルだ」
このように自分に対する本音ベースでの自分への評価のことをいいます。「自分らしさ」と言えいます。ちなみに、これは「金メダリストになりたい」というような願望ではありません。あくまでも今のなたが心底で感じている「自己評価(自分らしさ)」です。あなたが現在どんなセルフイメージを持っているでしょうか?
そして、大切なのがこのセルフイメージがどんな影響を自分に与えるかです。
セルフイメージは簡単に言えばあなたの司令塔です。飛行機で言えばパイロット(操縦士)のことですね。パイロットは飛行機の進行方向やスピード、機内の温度調整、着陸地点などをコントロールします。このようにセルフイメージはあなたの意識や行動、感情をコントロールしていきます。それを少し詳しく説明するのが次です。
セルフイメージはあなたの、ビリーフ(信念)、能力、行動、環境に猛烈に影響を与えていきます。
|セルフイメージ次第で進化も結果も変わる
例えば、下図の例のように2人の高校生ゴルファーがいたとします。
ひとりのセルフイメージは「私はアマチュアゴルファーです。」というAさん、ふたりめのゴルファーは「私はトッププロになるレベルのゴルファーです。」というBさん。
このセルフイメージの違いが以下の図のような違いをもたらします。
「私はトッププロになるレベルのゴルファー」というセルフイメージを持っているBさんは
信念:トッププロになれるという自信、ピンチはチャンスと思える、ケガやスランプは成長につながる
能力:プロレベルの能力、プロレベルのモチベーションや集中力
行動:プロレベルの練習の量・質
環境:プロレベルの友人や練習・試合の環境づくり
というように自分を無意識的にセルフイメージがコントロールしてくれます。「私はアマチュアレベルのゴルファー」というセルフイメージを持つAさんとはやばいほどの差がついていきますし、試合で力を発揮できるのももちろんBさんになります。
このようにセルフイメージはあなたの司令塔としてよくも悪くも機能していくのです。
例えば、次のようなアスリートはセルフイメージが高いアスリートです。
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□実力はそこそこなのにトップに上り詰めるアスリート
□トップレベルを維持し続けるアスリート
□困難なチャレンジにも飛び込んでいけるアスリート
□ここぞ!という大事な場面で活躍できるアスリート
□ビッグマウスを自然と口にできるアスリート
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ここまでの説明でセルフイメージが何で、あなたのどんな影響を与えるのかが理解できましかね?
(※分からなければコメントからご質問ください)
それでは、次のトレーニングであなたが設定すべきセルフイメージを明確にしていきましょう。
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